
こんにちは、あるいはこんばんは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
元手術室の看護師です。現在は大学で教員をしています。
10月くらいになれば私立大学の受験シーズンに突入しているでしょうか。
看護系の私立大学の受験もこの時期になればまずは推薦入試が始まっている時期になります。
大学教員の仕事の中に大学運営があり、入試運営も大学教員が担当している場合も多いです。
面接の試験官や一般問題の試験官などを始め、誘導係や保健室待機まで担当しています。
つまりは入試の時点で、次年度の新入学生の様子を確認しています。
もちろん私の様な下っ端には学生の合否を決定する様な権限はありません。
ですが、こんな学生は印象が良い、こんな学生に入学して欲しいなぁと感じながら入試業務をしています。
大学教員の印象は当たるのか?
入試の際に気になる、目立つ生徒は正直ある程度はいます。
良い意味でも悪い意味でもです。
そしてやはり、良い印象より悪い印象の方がどうしても気になってしまい、後々の話題になる事も多くあります。
私自身は実は人を判断する様な能力を持ち合わせていないので、この生徒は将来伸びるだろうなどほとんど予想が当たらないのです。
しかし他の先生方の話を聞くと、どうも目立つ生徒はいるようで…。
その生徒のその後の大学生活を見てみると、やはり一癖あったりします。
つまりは入試の際に大学教員が感じた生徒への印象は当たっている?事が多いと感じます。
受験する生徒の実際の印象は?
気になる受験生の言動。
前述した通り私にはその先見の明は無いのですが、私でさえ気になってしまう生徒の言動があります。
それは〝落ち着きの無さ〟です。
常にソワソワして周りをキョロキョロ見ている感じで、終始身体を動かしている様子が見受けられる生徒です。
緊張もあるかと思うのですが、それを考慮しても不自然な動きに見える時があります。
大学受験をする上で、落ち着きの無さはマイナス評価を受けざるを得ません。
今後看護師としての勉強、大学生としての自覚、適正を見る上で落ち着きの無さを露呈してしまうと受験する前から印象が悪くなってしまう可能性があります。
当然ながらそれだけで合否の判定に影響することは無いと言えます。
ですが、教員側の話題になり、後に開かれる評価会議の際にあまりに目立つ言動だった生徒の情報共有がされます。
その際に変な印象を言われないことに越したことは無いと思います。
再度になりますが、受験時は緊張もあるかと思いますが、落ち着いた様子を見せることは何かしらの好印象に繋がる可能性があります。
きちんと挨拶をしているか。
何も担当教員全員に丁寧に挨拶をする必要はありませんが、廊下で誘導をしている教員などすれ違う時には挨拶をすると良いです。
そこに関しては良く観察をしている傾向が見られます。
何度も言いますが、そのせいで不合格になることはありませんが、逆にその様な所作がしっかりできている学生は合格するのだろうなと感じますし、実際入学後の学生の顔ぶれを見るとやはり挨拶をしっかりできていた生徒さんはほとんど入っている印象があります。
余談:現状として
学生の言動や態度などは受験の時から見られているといった話をしました。
しかし、ではそれが受験の合否に影響するかと言ったらかなり微々たるものかもしれません。
お恥ずかしながらの現状を少しお話ししたいと思います。
正直、私でさえこの生徒はちょっとこの先思いやられそうと思わせる様な言動や態度の生徒が、しっかり大学の新入学生として入学式に出席している所を見かけるのが、今の現状です。
他の記事でもお話しさせていただいているのですが、最近の看護大学の乱立により大学生の学力の低下が問題になっています。
その要因として看護学生の人数の確保があります。
学生のレベルに限らず、受験したら比較的すぐに合格させないと定員数を確保できないのです。
その現状もあり、受験の際にちょっと問題あり?という違和感を感じたとしても、大きく点数が低くなければ合格になってしまう所があります。
(正直点数が大幅に低くても合格する場合も多くあると思われます。)
学生にとってはチャンスになりますが、本来なら大学生になるにはもう少し努力が必要な学生も簡単に通過してしまう所がある様に感じます。
最後に。
必ずしも受験の合否に関係することは少ないですが、受験生の様子を見ながら入学してきたらどうしようと思っていることも確かです。
入試の際の印象が今後の大学生活の最初の波に乗る為に実は重要な部分を占めている可能性があります。
入試の時点で好印象を大学教員に植え付けて、新生活の大学生活をスタートダッシュしましょう!!