
通信制大学の魅力・メリット・デメリット・口コミについてまとめてみた。【看護学に限らず一般的な通信制大学についてまとめています。】
こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
この記事では看護学に限らず、一般的な通信制の大学についてまとめてみました。
看護学の通信制については別の記事で作成しておりますので興味のある方がいましたらそちらも参照していただけると幸いです。
通信制大学とは
通信制大学は、主に通信を通じた学習を提供する高等教育機関です。
通常の大学と同様に学士号を取得することが可能であり、学位を目指す学生や特定の分野について深く学びたい社会人にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
日本では、文部科学省が認可した通信制大学が多数存在し、幅広い学問分野に対応しています。
通信制大学の特徴
柔軟な学習形態
通信制大学の最大の特徴は、学習スタイルが柔軟である点です。
学生は自宅や職場からオンラインで授業を受講できるため、時間や場所に縛られず学習を進めることが可能です。
これにより、仕事や家庭の都合で通学が難しい人々にも高等教育へのアクセスが広がります。
多様な受講方法
通信制大学では、以下のような方法で授業を受講します。
☆オンライン講義: インターネットを通じてリアルタイムまたはオンデマンドで講義を視聴します。
☆テキスト教材: 指定された教材を使用して自習し、課題を提出します。
☆スクーリング: 一定期間、大学のキャンパスや指定施設で直接指導を受けることがあります。
幅広い対象者
通信制大学は、高校を卒業したばかりの若者だけでなく、社会人や主婦、シニア層など幅広い年齢層の人々が利用しています。また、特定の資格取得を目指す人や趣味として学びたい人にも適しています。
コストパフォーマンスの良さ
通信制大学は一般的に学費が安価であることが多く、経済的な負担を軽減しながら学位取得を目指すことができます。入学金や授業料が低めに設定されている場合が多く、教材費もオンライン提供が主流となっているため抑えられます。
通信制大学のメリット・デメリット
通信制大学は、働きながら学びたい人や、家庭の事情で通学が難しい人、または自分のペースで学びたい人にとって非常に魅力的な選択肢です。
しかし、従来の通学制大学とは異なる特性があるため、メリットだけでなく、注意すべき点も多々あります。
本記事では、通信制大学のメリットとデメリットを詳しく掘り下げ、どのような人に適しているかをまとめています。
通信制大学のメリット
柔軟な学習スケジュール
通信制大学の最大の特徴は、学習スケジュールが柔軟に組める点です。
通学制大学のように決まった時間に授業を受ける必要がないため、自分のライフスタイルや仕事、家事に合わせて勉強を進めることができます。
働きながら学べる:多くの通信制大学生はフルタイムまたはパートタイムで働きながら学んでいます。
時間管理の自由度:夜間や週末に学習することも可能で、学業とその他の活動をバランスよく両立できます。
地理的制約が少ない
通学制大学では、キャンパスの近くに住む必要がある場合がありますが、通信制大学ではその必要がありません。
インターネットを通じて授業を受けるため、どこに住んでいても学ぶことができます。
地方や海外からの受講が可能:特に地方在住者や海外在住者にとって、通信制大学は大きな利便性を提供します。
コストパフォーマンスが高い
通信制大学は、通学制大学と比べて学費が比較的安い傾向にあります。
また、通学のための交通費や生活費を節約できる点も魅力です。
学費の安さ:通信制大学の年間学費は、一般的な通学制大学と比較して大幅に安い場合があります。
経済的負担の軽減:生活費の削減や、働きながら学ぶことで経済的負担を抑えることができます。
多様な学びの機会
通信制大学は、幅広い年齢層やバックグラウンドを持つ学生に開かれています。
これにより、多様な視点や経験を学びの中で得ることができます。
年齢や経歴の多様性:20代から80代までの学生が在籍しているケースも珍しくなく、幅広い視野を得られることがあります。
自分のペースで学ぶ:学習速度を自分でコントロールできるため、理解度に合わせて学べます。
キャリアの向上や転職の支援
通信制大学で学んだ知識や取得した学位は、キャリアアップや転職の際に役立ちます。
また、専門知識を深めたり、新しい分野に挑戦したりするための基盤となります。
通信制大学のデメリット
自己管理能力が求められる
通信制大学では、講義の視聴や課題の提出スケジュールなどを自分で管理する必要があります。
自己管理能力が不足している場合、学習が遅れたり、挫折するリスクがあります。
計画的な学習が必要:自分で学習スケジュールを立て、それを守ることが求められます。
モチベーションの維持:学習の進捗を自分で管理するため、やる気を保つことが重要です。
孤独感が生じる可能性
通信制大学では、通常の大学のような対面授業やキャンパスライフがありません。
そのため、他の学生や教員との交流が少なく、孤独を感じることがあります。
仲間との交流が制限される:オンラインでの交流が主であり、対面でのコミュニケーションが希薄になる可能性があります。
ネットワークの構築が難しい:特に社会的な繋がりを重視する分野では、対面での関係構築が難しいと感じることもあります。
専門的なサポートの制約
通学制大学に比べて、直接教員に質問したり、研究設備を利用したりする機会が少ない場合があります。
教員との直接のやり取りが少ない:メールやオンライン掲示板での質問が主な手段となります。
実践的な学びの機会が限定的:実験や実習が必要な分野では、学びが制限されることがあります。
社会的評価のギャップ
通信制大学に対する社会的な認識や評価は、通学制大学と比べて低く見られる場合があります。
就職活動での影響:一部の企業では、通信制大学出身者に対して通学制大学出身者と同等の評価を与えないこともあります。
ステレオタイプ:通信制大学は「簡単」や「軽視される」といった誤解を持たれることがあります。
技術的な環境が必要
オンライン授業や課題の提出には、パソコンやインターネット環境が必須です。
これが整っていない場合、学習に支障をきたす可能性があります。
技術トラブルのリスク:インターネット接続の不安定さや、ソフトウェアの問題が学習を妨げることがあります。
機器の準備が必要:最新のパソコンやオンライン学習ツールを扱うための基本的なスキルが求められます。
通信制大学に向いている人
通信制大学は以下のような人に特に向いています
働きながら学びたい人:フルタイムの仕事を持ちながら学位取得を目指す人に最適です。
家庭の事情がある人:子育てや介護などで通学が難しい場合に適しています。
特定のスキルや知識を身につけたい人:自分のキャリアアップや趣味のために特定の分野を学びたい人。
自律的に学習できる人:自己管理能力が高く、計画的に学習を進められる人。
まとめ
通信制大学は、柔軟性やコストパフォーマンスなど、多くの魅力を持つ一方で、自己管理能力や孤独感への対応が求められる場面もあります。
そのため、通信制大学を選ぶ際には、自分の学習スタイルや生活状況に合っているかを慎重に検討することが重要です。
通信制大学は、自分次第で大きな成果を得られる可能性を秘めています。
適切な計画とモチベーションを持ち続ければ、学問の世界を広げるだけでなく、新たなキャリアや人生の可能性を切り開く力となるでしょう。
通信制大学の口コミについて。
通信制大学に関する口コミは、学生の個々の経験やニーズによって異なります。
以下では、通信制大学に関する良い口コミと悪い口コミの両方を含め、それぞれの観点から詳しくまとめています。
通信制大学は、学びたいけれども通学の時間や場所に制約がある学生にとって、大きなメリットを提供します。
しかし、通学制大学とは異なる特性を持っているため、学生が抱く感想や口コミには多くのバリエーションがあります。
口コミは、学びのスタイルや学校の特性、学生生活に対する期待を反映しており、通信制大学に関するリアルな情報を得る手段として非常に有用です。
ここでは、通信制大学に対する良い口コミと悪い口コミを集め、それぞれについて詳しく見ていきます。
良い口コミ
柔軟な学習スケジュール
多くの学生が通信制大学の最大の魅力として「学習スケジュールの自由度」を挙げています。
社会人や主婦、育児をしている人々にとって、学業と仕事や家庭のバランスを取ることができる点が大きなメリットです。
「フルタイムで仕事をしながら学んでいるが、通信制大学では自分のペースで学習できるため、無理なく続けられています。夜や週末に集中して学べる点が良いです。」
「通学制だと授業に出席するために時間を調整するのが大変だったが、通信制大学は全てオンラインで進められるので、家事の合間に学べて助かっています。」
このように、スケジュールが柔軟であることで、働きながら学ぶ学生にとって、学習の継続が容易になります。
学費が安い
通信制大学は、通学制大学と比較して学費が安いことが大きな魅力の一つです。
学生の中には、経済的に余裕がない場合でも学位を取得できる点を高く評価する声が多くあります。
「学費が安いため、生活費とのバランスを取りながら学べるのが嬉しい。通学制の大学だと、交通費や施設費もかかるので、費用面での負担が少ないのは大きなメリットです。」
「通学制大学と比べて学費が格段に安く、学生ローンの返済も楽になった。オンライン授業であれば、教材費を含めても負担は少ない。」
特に経済的な理由で学びの選択肢を限られていた学生にとって、学費の安さは非常に大きなポイントとなっています。
自分のペースで学べる
通信制大学では、学生が自分のペースで学習を進められる点が好評です。
特に、社会人として経験を積んだ学生や、専門的な分野に興味を持つ学生には、この柔軟性が大きな利点となります。
「自分のペースで学べるので、無理せず学習を進められる。理解が進まないと感じるところは何度でも復習できるので、確実に知識を身につけられると感じている。」
「以前は、通学制大学で授業の進行に追いつけず苦しんだが、通信制大学では学習内容を自分でコントロールできるので、理解度に合わせて進められる。」
自己ペースで進めることができるため、学習スタイルに合わせた進行が可能となり、ストレスが少ないという評価が多いです。
地方や遠隔地からでも学べる
通信制大学は、どこからでもアクセスできるため、地方在住者や海外在住者にとって大きな利点です。
特に、地元の大学に通学することが難しい人々にとって、通信制は理想的な選択肢となります。
「地方に住んでいて、通学するのが大変だったが、通信制大学のおかげで自宅から授業を受けられ、学位を取得することができた。」
「海外で仕事をしているが、日本の大学の通信制を利用して、必要な単位を取り続けられるので、キャリアの中で学び続けることができています。」
また、地元に通学できる大学がない場合でも、インターネット環境さえ整っていれば学び続けられるため、学びの機会を広げることができます。
悪い口コミ
自己管理が難しい
通信制大学では、全てがオンラインで進行するため、自己管理能力が求められます。これに対する不満の声が一定数あります。
「最初は自分のペースで進められると思ったが、結局途中で計画を立てるのが面倒になり、学習が遅れてしまった。モチベーションが続かないと感じることが多かった。」
「自己管理が苦手で、課題提出期限を守れなかったり、勉強を後回しにしてしまったりすることが多く、最後までしっかりやりきれなかった。」
通信制大学のデメリットとしてよく挙げられるのは、自己管理の難しさです。特に、モチベーションを維持するのが困難な学生にとっては、学習のペースを保つことが課題となります。
孤独感やコミュニケーション不足
通信制大学では、対面授業がないため、他の学生との交流が少なく、孤独感を感じる学生が多いです。
また、教員とのコミュニケーションもオンラインで行うため、直接のフィードバックが得にくいと感じることもあります。
「他の学生とほとんど交流がなく、学外活動がないため、大学生活を楽しむという感じが全くありません。」
「授業は全てオンラインで受けるので、質問する際にも直接対面していないため、教員との距離感があり、理解が不十分なまま進んでしまうことが多い。」
学習環境における社会的なつながりを重視する学生にとっては、孤独感が問題となる場合があります。
教材やサポートに関する不満
教材やサポートに対して不満を持つ学生も少なくありません。
特に、通信制大学では対面での授業がないため、資料やサポートが不足していると感じることがあるようです。
「教材がオンラインに依存しているが、しっかりとした説明がなく、わかりづらかった。質問してもすぐに返事がもらえず、自己解決しなければならないことが多い。」
「オンラインで受講しているが、システムが不安定で、動画が途中で止まったり、課題提出がうまくいかなかったりすることがある。」
オンラインの技術的な問題や、資料の充実度に対する不満も口コミとして目立ちます。
まとめ
通信制大学に関する口コミは、個々の学生の経験や目的によって異なりますが、全体としては学習の柔軟性や学費の安さ、地方在住者への利便性など、多くの良い評価があります。
一方で、自己管理能力の不足や孤独感、教材やサポート面での不満も見受けられます。
通信制大学を選択する際は、これらの良い点と悪い点をしっかりと理解し、自分に合った学習スタイルや環境を選ぶことが重要です。特に、自己管理が苦手な人や孤独感を避けたい人にとっては、他の学習方法も検討することをお勧めします。
日本における主な通信制大学
放送大学
日本最大の通信制大学であり、多岐にわたる学問分野を提供しています。幅広い年齢層の学生が在籍しており、放送講義やオンライン授業を通じて質の高い教育を提供しています。
日本大学通信教育部
日本大学の通信制課程で、法学、文学、経済学など多くの学部を展開しています。長い歴史を持つ通信教育機関の一つです。
※ちなみに私はこの大学で学位を取得しました。
早稲田大学人間科学部eスクール
人間科学分野を中心に、高度なオンライン学習プログラムを提供しています。働く社会人に特化したカリキュラムが特徴です。
武蔵野大学通信教育課程
特に心理学や教育学、福祉学に強みを持つ通信制大学で、資格取得を目指す学生にも人気があります。
・入学から卒業までの流れ
・入学手続き
願書提出、入学試験(ある場合)を経て入学が認められます。多くの通信制大学では、4月と10月の年2回の入学機会があります。
・学習計画の立案
カリキュラムに基づいて履修計画を立てます。履修登録はオンラインで行うことが一般的です。
・授業受講と課題提出
オンライン講義やテキスト教材で学習を進め、課題を定期的に提出します。課題の評価が成績に反映されます。
・スクーリング
必須の場合、一定期間大学に通い、対面授業や実習を受けます。
・試験と単位取得
学期末や年度末に行われる試験で合格すれば単位を取得できます。
・卒業要件の確認
必要な単位数を満たし、卒業論文や特定の課題をクリアすれば学位が授与されます。
通信制大学の将来性
通信制大学は、デジタル技術の進展とともに今後さらに発展する可能性があります。以下のような展望があります。
☆AIとデータ活用: 学習支援ツールの高度化。
☆グローバル化: 海外大学との提携や国際的なカリキュラムの導入。
☆資格特化プログラム: 業界ニーズに応じた専門的な学習コースの増加。
通信制大学は、時代のニーズに応じた柔軟な学びの場を提供し続けています。興味がある方は、ぜひ自分に合った大学を探してみてください。
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