【相談No.1】博士課程への院進と教職常勤の両立か、どちらかを取るか。

こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。

最近、何でも相談コーナーを開設いたしました。

こちらではご自身のキャリアアップのことや職場の人間関係など、些細な事から深刻なお悩みまで、私のお役に立てる範囲でご相談に乗るコーナーです。

もしかしたら根本的な解決にならないかもしれないですが、話をするだけで何かヒントが出てきたりするかもしれません。

ぜひ、お話を聞かせてください。

この記事の内容
【相談No.1】れんさ様よりご相談  ※本人様より許可をいただき記事化しています。
・博士課程への院進と教職常勤の両立、どちらを取るか。
・小さなお子さんがいらっしゃる方の今後のキャリアップ
・どのように両立、またはどちらかに専念するべきか
・今後の研究の方針について

※先日、れんさ様よりいただいたご相談についてまとめた記事になります。

子育てをしながら博士課程に進むべきか、それともまずは常勤で働くべきか。

キャリアアップを考えるほど、時間、家族、収入、働き方、研究テーマなど、いくつもの問題が重なって簡単には答えを出せないことがあります

特に、小さなお子さんがいる中での進学や働き方の選択は、自分一人の意思だけで決められるものではありません。

やりたい気持ちがあっても、生活との両立を考えると不安になるのは自然なことです。

この記事では、子育て中に大学院進学や博士課程を考えるときに大切にしたいことを、家族との話し合い、働き方の選び方、研究テーマの考え方、そして自分に合うキャリアの選び方 という視点から整理します。

博士課程に進む前に、まず家族と話し合いたいこと

進学やキャリアアップを考えたとき、まず大切になるのは「本当にやるかどうか」だけではありません。
その選択によって、家族の生活がどう変わるのか を事前に話し合っておくことがとても重要です。
大学院、とくに博士課程へ進むとなると、学習や研究にあてる時間が増えます。思っていた以上に時間も体力も必要になり、家事や育児、仕事とのバランスが崩れる場面も出てきます。
しかも、すべてが計画どおりに進むとは限りません。
予想外のことが起こるのはむしろ自然です。

だからこそ、進学を決める前に、
・どれくらい家族の協力が必要になりそうか
・生活リズムはどう変わりそうか
・お金や時間の負担をどう考えるか
・うまくいかない時にどう支え合うか

こうした点を、できるだけ具体的に話しておくことが大切です。

完璧な見通しを立てることは難しくても、「何が変わりそうか」を共有しておくだけで、進学後のすれ違いはかなり減らしやすくなります。

家族の理解は「賛成してもらえたら終わり」ではない

家族に相談して賛成してもらえたとしても、それで安心しきれるわけではありません。
実際には、進学後に予定どおりいかないことや、想像以上の負担が出てくることもあります。

そのため、本当に大切なのは「最初に一度相談すること」だけではなく、進みながら何度も調整していくこと です。

例えば、
・今のやり方で無理が出ていないか
・家族に負担が偏っていないか
・当初考えていた働き方のままでよいか
・子どもの成長や家庭状況の変化に対応できているか

こうしたことを、その都度見直していく必要があります。

進学やキャリア形成は、自分一人の努力だけで進むものではありません。家族との協力関係を保ちながら、必要に応じてやり方を修正していく視点が欠かせないと思います。

常勤と非常勤、どちらを選ぶべきか

大学院進学や博士課程を考えるとき、「常勤で安定を取るか」
非常勤にして進学と両立しやすくするか」で悩む人は多いと思います。

この問いに、誰にでも当てはまる正解はありません。
大切なのは、自分と家族にとって無理の少ない形を選ぶこと です。

例えば、常勤には収入面や立場の安定があります。一方で、業務量や責任が大きくなり、研究や家庭との両立が難しくなることもあります。
非常勤には時間の自由度がある場合もありますが、収入や立場の不安定さを感じることもあります。

どちらを選ぶにしても、「世間からどう見えるか」よりも、まずは

・今の自分の体力や気力
・子育てとの両立可能性
・家族の協力体制
・今後数年で優先したいこと

を軸に考える方が、納得しやすい選択になりやすいです。

働き方を考えるとき、どうしても職場の目や周囲の評価が気になることがあります。けれども、最初に大切にしたいのは、自分と家族が納得できるかどうかです。

子育て中のキャリア形成では「全部を完璧にやる」を目指しすぎない

子育て、仕事、進学、研究。
どれも大切だからこそ、全部を完璧にやろうとして苦しくなることがあります。

けれども、現実には時期によって優先順位を変えることも必要です。

今は家庭を少し優先した方がよい時期かもしれませんし、逆に今こそ学びに踏み出すべき時期かもしれません。

大切なのは、「何を諦めるか」ではなく、今の自分にとって何を優先するのが納得できるか を考えることです。

キャリアは一度決めたら終わりではありません。

遠回りに見える選択でも、長い目で見れば必要な時間だったと思えることがあります。
焦って正解を探しすぎるより、今の生活と気持ちに合う形を選ぶことが大事です。

博士課程の研究テーマはどう考えるか

博士課程を考えるとき、進学そのものだけでなく、どんなテーマで学ぶか も大きな悩みになります。

例えば、これまでの専門分野を深めるべきか、それとも自分の関心がある別分野に広げるべきか。

これはとても迷いやすいポイントです。

このとき重要なのは、「どの分野が正しいか」だけで決めないことです。

もちろん、今後のキャリアとのつながりは大切ですが、それと同時に、

・自分が本当に関心を持ち続けられるか
・数年単位で取り組みたいと思えるか
・無理なく学び続けられる環境があるか

という視点でも考える必要があります。

博士課程は、肩書きのためだけでは続きにくいことがあります。

だからこそ、「自分が続けたいテーマか」「将来の仕事とどうつながるか」を、少しずつ整理していくことが大切です。

周囲の評価より、自分と家族が納得できる選択を

進学や働き方を考えていると、「周りからどう思われるだろう」
常勤を選ばないのは逃げだと思われないか」と不安になることがあります。

でも、本当に大事なのは、周囲に説明しやすい選択かどうかではなく、自分と家族が納得して続けられる選択かどうか です。

仕事仲間や周囲の目は気になるものですが、それだけを基準にすると、あとで苦しくなることがあります。

納得できる道を選ぶためには、他人の期待よりも、まず自分たちの生活と将来を丁寧に見つめることが必要です。

まとめ|進学も働き方も「自分だけの問題」にしない

子育てをしながら博士課程や働き方を考えるとき、悩みが大きくなるのは自然なことです。
やりたい気持ちがあっても、家庭や生活との両立を考えれば迷うのは当然です。

そんなときに大切なのは、進学するかしないかを急いで決めることよりも、まずは家族とよく話し合い、どんな生活の変化が起こりそうかを共有しておくことです。

そして、常勤か非常勤かといった働き方も、世間の評価より「自分たちにとって続けやすい形かどうか」で考えることが大切です。

進学も働き方も、自分一人だけの問題として抱え込まないこと。

家族と話し合いながら、自分に合う形を探していくことが、長く続けられるキャリアにつながっていくのだと思います。

※この記事は、匿名化した相談内容をもとに、個人が特定されないよう配慮しながら一般化して再構成しています
大切なご相談をお寄せくださった方に、心より感謝申し上げます。

 

※この記事は、匿名化した相談内容をもとに、個人が特定されないよう配慮しながら一般化して再構成しています
大切なご相談をお寄せくださったれんさ様、記事化へのご協力をありがとうございました。