【看護師国家試験】願書・受験票の書き方【注意点をしっかり確認】

こんにちは、あるいはこんばんは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。

元手術室の看護師です。現在は大学で教員をしています。

今回の記事では看護師国家試験の受験の願書と、受験票の記載について書いています。

意外と見落としがちの所もありますのでしっかり確認しながら進めていけると良いかと思います。

国家試験の問題対策も当然必要ですが、この様な事務的な手続きに関しても確実にしておかないと意外な所で不合格になってしまう可能性もあります。

見落としが無い様にしていきましょう。

 

この記事で分かる事
・看護師国家試験の願書、受験票の記入についてのポイント
以下に国家試験願書のwordファイルを添付しています。
基本的には例年通りだと思いますが、自身が受験する年度の願書をしっかり確認していきましょう。

基本的には就職試験の履歴書と同様と考えても良い。

【就職試験対策】履歴書の書き方ワンポイントアドバイス【看護学生向け】

基本的には就職試験で使用した履歴書とほとんど変わらないと考えて良いと思います。

看護師国家試験の願書を書く辺りではみなさんは就職活動を乗り越えてきた状態でしょうし、もしかしたら何度も履歴書を書いてきて、教員などにもアドバイスを貰ってきたことでしょう。

今までの経験を活かしてアドバイス通りに書けば特段難しく感じることは無いと思います。

初めての方がいましたら、上記に添付した記事に履歴書の書き方を詳しく解説しているので参考にしていただければと思います。

 

戸籍抄本と同じ漢字で書くこと。

願書ですので当然ながら自身の名前を記入する所があります。

そこで気を付けたいのが、〝戸籍抄本〟と同じ漢字で書くことです。

よくありがちな、「吉田」の〝吉〟が〝士〟ではなく〝土〟になってる、などです。

まさかとは思うかもしれないですが、それだけで確認の連絡が来る場合もあるそうです。

それくらい融通が利かない所がありますのでしっかり確認していきましょう。

 

ふりがな、フリガナに注意!!

一つだけ注意があります。

例年で言うと、看護師国家試験の願書の名前を記入する部分のふりがなは『ひらがな』になります。

なぜこのような事を言うのかと言うと、看護師国家試験の受験票のフリガナは『カタカナ』なのです。

なぜここで分けているのかは不明ですが、願書の勢いのまま受験票まで書くとその勢いのまま間違えてしまう可能性があります。

そして受験票は書き直しが出来ない様式になっているので注意が必要です。

 

送付先の住所、様方の書き方に注意。

ここで記入する住所は、後ほど看護師国家試験を受験して合格した時に免許証が送付される住所になります。

ここで注意があります。

この願書を書いている時期と、看護師免許が送付される時期ではかなり開きがある事です。

例えば大学生活を一人暮らししていて、看護師免許が送付される時期になったらそのアパートから退去する予定の場合、看護師免許が遅れてしまったり、最悪届かないといった場合にも繋がります。

看護師免許は早くてもみなさんが看護師として働き始めてから届くことが多いと思われます。

願書を書いている時点で次の一人暮らし用のアパートの契約などをしていることは少ないと思いますので、ここは実家の住所を書いておくことが一番無難かと思います。

例えば現在一人暮らし用のアパートに住んでいて、就職してもそのまま継続する場合はそのアパートの住所で良いかと思いますが、そうでない場合はやはり実家にしておくことが良いと思います。

 

そこで出てくるのが、『様方』を書く部分になります。

この様方は、その家の家主の名前を書くことになります。

恐らく父親、になっていることが多いかと思いますが、念のため確認をしておきましょう。

ここを記入しておくことで実家に届いても安心できます。

 

受験票の写しに注意!

上記にあるのが看護師国家試験の受験票の写しになります。

『受験写真用台紙』とありますが、この用紙がカーボン紙になっていて(今時カーボン紙…)、一番下に受験票があります。

一番下の受験票までしっかり筆圧を強くして書く事!!

ここで注意になるのが、受験票がこの写し用紙の一番下にあることです。

さらにこの用紙は4枚綴りになっています。

それなりに筆圧を強くして書かないとしっかり一番下まで文字が写らない可能性が出てきます。

そしてこの時に書いた一番下の受験票が記入した住所に送られてくることになっていますので、ここの受験票の部分の文字が薄いと上手く読み取れない状況になります。

恐らくそのまま放置されることは無く、連絡先に電話が入り確認作業になるかと思いますが、できればその様な事態は避けたいところです。

 

書きやすい高そうなボールペンより昔ながらの書きづらいボールペンがおススメ。

最近のボールペンは書き心地が格段に良くなってきており、サラッと書けてしまいます。

実際に書いてみると良いのですが、これが意外と落とし穴になります。

書きやすいボールペンだと下の用紙まで写らない可能性があります。

ここでお勧めするのは、良くある昔ながらの書きにくいボールペンです。

このいかにも筆圧が必要そうなボールペンで書くことをお勧めします。

もちろん確認しながら書き進めていく事も重要です。

 

看護学校で時間を取って指導してくれることもある。

私の所属する大学では時間を取って看護師国家試験願書などの書類を作成する時間を取っています。

学生にその時間で記入してもらい、その後事務で再度確認をしています。

なかなか過保護だなと感じる所もありますが、それくらいしないと少々面倒な作成をしなければならず、学生にとってはじっくり時間を取って取り組んだ方が良さそうに感じます。

逆に学生はこの時間を有効に使いましょう。

少々面倒はありますがじっくり取り組めば大丈夫だと思います。

 

なぜそこまでじっくりやるのか。

実はここまでじっくり時間をかけるのには理由があります。

あまり大きな声で言いたくないのですが、この手続きが非常に融通が利かない。

ちょっとの間違いも許されないことがあるからです。

例えば4枚綴りの複写になっている用紙も書き直しが出来ない状況になりがちです。

何枚もストックが無い場合もあります。

1発勝負で書き切ることが必要になります。

特に二重線で訂正するといったことも書類ではあり得る事ですが、今回の看護師国家試験願書においては確認の電話が入る事もある様です。

正直、そこまで面倒な事に時間を割く時間があるならば国試の勉強をする事に時間を使った方が当然良い訳です。

結局の所、1発で作成できるようにして残りの時間を有効に使う事が一番良さそうです。

みんなも1発で終了できるようにじっくり取り組んでいきましょう。