
こんにちは、あるいはこんばんは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
元手術室の看護師です。現在は大学で教員をしています。
今回の記事は実習指導者向けに実習中の看護学生にどこまで求めるか問題について私情を挟んだ見解を述べていきます。
どこまで求めるか、というのは実習している看護学生に質問したり記録を書いたり、患者さんと関わったりすることのレベルをどこまで求めるのか、といった視点です。
例えば、受け持ち患者さんの疾患について、指導者が質問したらすぐに答えられるような知識量を持っていることだったり、抽出する看護問題や関連図が指導者の考えている様に書くことができる、といった所です。
最近の学生の傾向も踏まえて書いていきます。
最近の学生の低学力化が進行している様に感じる。
別の記事でも最近の学生の低学力化について書いています。
最近の看護大学生の低学力傾向について思うこと。【私情を挟んだ見解】
決して学生をバカにしている訳ではないのですが、偏差値の低下や実際に学生と関わっていても、正直小、中学生相手に話をしているのでは?思うくらい幼稚な発言があったりする現状があります。
私の時代ももしかしたら少なからずあったのかもしれませんが、確実の低年齢化は進んでいる様に感じます。
となるとどうなるか。
あなた(実習指導者さん)の時代に比べて看護学実習のレベルが落ちている、という事になります。
その様な状況で自身の学生時代の事を求めてもその通りに行かないのが現代です。
私達はこの事を肝に銘じて指導をしていかなければいけません。
学生が頑張っていない、訳ではない。
教員の立場として学生の様子を見ていると、学生自身頑張っていない場合もありますが、正直頑張っている場合も多いと感じます。
ただ、その頑張りの成果が見えない。
指導者さんやスタッフさんの期待する所まで発揮することができない現状があると思います。
頑張り、度合いが昔に比べて低くなっている事もあります。
しかし今の現代の割合として、学生は頑張っていると思います。
言葉が悪いですが、レベルが低いなら低いなりに頑張っていると感じます。
〝現在の〟学生のレベルに合わせていくこと。レベルを理解すること。
看護実習において学生への指導で心掛けたいのが、現在の学生のレベルを知ること、そしてsのレベルに合わせた指導を行っていくこと。
これが非常に重要と感じます。
そして、このレベルが現在の指導者さんや師長さんレベルの方々の学生時代よりも確実に落ちている、ということです。
この現状に嘆く暇はありません。
現状をまずは受け止めてから、ではどう指導してくのか、といった所を考えることが重要と思います。
学生の現状について情報交換をする。
学生のレディネスを知るには、一番効果的と思う事は実習指導者と教員がコミュニケーションを密に取ることです。
それだけでなく、今回の実習の目的、今回の実収においてどこまでを求めるのか、を双方同じ気持ちで指導していくこと思います。
私の経験上、このコミュニケーションがイマイチ上手くいかない様に感じます。
実習打ち合わせを事前にしているハズなのに、学生に求めるレベルが非常に高く設定されていたり、看護学校側で考えていたスケジュール通りにいかない場合も多くあります。
決して看護学校の言う事を聞けという事ではないのですが、学生のレベルについて一番把握しているのは看護学校側だと思います。
まずは学生のレディネスをしっかり把握し、今回の実習でどこまでが到達目標にあるのか確認することがやはり重要になってくると思います。
まずは1つでも成功体験を。少しでも成長する様な関わりを。
本当に申し訳ありませんが、あまりご期待に添える様な形で学生を実習に送り出せていない現状があります。
言葉使いや態度、学修に対する意気込みややる気、積極性や主体性に関してまで現場の指導者さんにご指導をいただくような現状です。
本来ならばその辺りに関しては学校で習得してから実習に送り出さなければならないのですが、出来ていないのが現状です。
教員側も必死で指導しているのですが、近年のパワハラアカハラ問題もあり、それでは強く指導することも出来ず(それが最善と思いませんが)、教員の言う事も聞いてくれないといった現状もあります。
それでも頑張っている学生のために、現状からほんの少しでも成長することができたら万歳といった温かい目でみることが求められているのかもしれません。
長い目で穏やかに指導していくことで、いつかのタイミングで学生自身が気付き、自身で成長していくきっかけをほんの少しでも与えることができたらと思います。
最後に。
少し着地点がおかしくなってしまったのですが、
学生のレディネスが時代と共に変化しているということ
それを看護学校だけでなく、現場の指導者さん達も理解しなければ学生への効果的な指導は難しいこと
相互理解するには指導者さんと教員のコミュニケーションを密に、学生の現状の情報共有が重要になること
学生の現状を嘆くのではなく、ほんの少しでも良いの現状よりも成長できるように関わること
これらが非常に重要で、これから求められてくる指導方法なのかもしれません。
現代の学生は精神的にも脆い部分がある様に感じます。
そこにパワハラアカハラ問題で昔の様な少し厳し目の指導も言及される様になってきました。
パワハラアカハラを容認することは決してないのですが、あまりにも酷い学生の態度であっても慎重に対応したり、留年を出来るだけしないように措置を取ったりといった現状にもなっています。
ますます指導が難しい時代になっていくと思います。
それでも頑張っている学生相手に、まずは現状の理解と温かい目で指導をしていくということを心掛ける必要がある様に感じます。