面接で福利厚生のことを質問しても良いのか問題について考えてみた【私情を挟んだ見解】

こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。

4年制大学だと4年生、短大や専門学校だと3年生の皆さんは現在就職活動はしていますか?

就職活動で欠かせないことの一つに面接があります。

面接への対策については別の記事に書いています。

ここではさらに特化して、面接にて〝福利厚生について質問すること〟は問題ないのか、について私情を挟みつつ見解を述べていきたいと思います。

※こちらの記事は新卒の看護学生に向けた記事です。

既卒者や企業に就職する場合の対策ではありませんのでご了承ください。

 

この記事で分かる事
・面接の時に福利厚生のことを質問しても良いのか問題【私情を挟んだ見解】

結論:福利厚生については出来れば聞かない方が良い。

結局のところ、私の意見としては面接時に福利厚生のことはあまり触れない方が良いという結論に至りました。

聞き方やタイミングといった所もあるかと思いますが、正直な所福利厚生の事を〝面接時に〟聞くことは、自身のに対してはプラスになったとしても病院側からしたらプラスにはならない、むしろマイナスな印象になるのではないかと思います。

 

はじめに。

以前、私はブログにて就職試験の面接時に福利厚生のことは絶対聞いてはいけない、と述べました。

そこにこのような意見がありました。

・聞き方とタイミング

・逆に聞かないでミスマッチを起こすくらいなら聞いた方が良い

・聞いてはいけないと断定は良くない

・聞いた方が良いかは学生各々が考えるべき事案である

とご意見をいただきました。

〝絶対〟という表現がよろしくなかったなと反省し、私の意見としては〝なるべく〟聞かない方が良い、と変更いたしました。

 

なぜ面接時に福利厚生のことを聞いてはいけなのか(私情を挟んだ見解)

事前の就職説明会やインターンシップにて情報を得ることができる。

福利厚生に関しては、敢えて面接時に聞かなくても事前に情報を得ることができます。

事前の就職説明会やインターンシップ、今ではネット社会でもありますのでネットで検索してみる、それでも情報が不足していると感じるなら採用担当者に面接前に連絡してみる。

など、様々事前に情報を入手できる術があるはずです。

採用担当者からしたら

「それはもう事前に情報提供していますよね?」

「その辺りを調べずに面接に来たんですか?」

といった印象に取られてしまうのではないかと思います。

ミスマッチを起こすことについて

確かに入職してからのミスマッチは起こる可能性があります。

しかしながら前述したとおり、だったら面接を受ける前に確認をしてミスマッチが起きないであろうと判断してから受験するべきではないでしょうか。

病院側からの提示に納得してから、だったら受験しますといった流れだと思うので、面接時に敢えて再度聞くことではないのかなと思います。

 

面接官の印象が悪くなる可能性がある。

あまりこの様なことをお話することは時代遅れなのかもしれませんが、現状として以下の事が考えられます。

面接の担当は看護部長が担うことが多い印象です。

つまり、どんなに若くても40代後半、50.60歳辺りの方が担当することになると思います。

その方々の就職の時のことを思い返せば、福利厚生のことは聞いてはいけないといった思いがあると思います。

10年経験した既卒者の採用ならまだ話は分かりますが、新人の看護師でまだ結果も出していない、病院も全く貢献していない状況で福利厚生の話をするのか?といった印象になり兼ねません。

私は看護部長を経験し面接も担当したことのある方々とお知り合いだったりするのですが、やはり新卒で福利厚生の話をする学生は悪い意味でチェックを入れるそうです。

とは言え、看護部長の中でももしかしたら意見が分かれる部分かもしれません。

現状、私の周りではやはり良い印象にはならないという意見が多いです。

就職活動のアドバイスとしてマイナビさんに講義をいただくこともあるのですが、その講師の方も福利厚生の話は避けた方が良いとお話しされます。

幾多の病院と関わっているマイナビさんですので、確かな情報であると感じます。

 

聞き方とタイミングについて。

確かに一理あります。

ただしそれは十分な経験を積んでいる既卒者や社会人経験のある人材、シングルマザーなどの家庭的状況などによって変わると思います。

新卒の看護師の就職面接ではその様な高度な方法を取ってプラスに働くより、マイナスになることの方が大きいと思います。

聞くべきかどうか学生に判断を委ねることも一理あります。

しかしながら、アドバイスとしてではどの様に聞くか、タイミングをいつにするか、非常に慎重にアドバイスをする必要があると感じます。

ここは指導する側によって意見が変わると思います。

上手く指導できれば良いと思いますが、私は危ない橋を渡らせたくないという思いで、福利厚生に関しては聞かない方が良いとアドバイスしています。

 

どの様な方が福利厚生について面接時に聞くべきか。

病院の福利厚生の情報が取れない状況。

比較的小さめの病院にあると思いますが、病院説明会やインターンシップもない、採用担当に事前に確認できない、ネットでもほとんど情報が無い、といった場合には面接時に聞かざるを得ないかと思います。

そこでこそまさにミスマッチが起こりやすい判断します。

 

社会人経験があること。

新卒の看護師ではなく、既に別の病院で経験を積んでいる看護師は、例えば〇〇年経験がありますので募集要項にある給料より+いくらになりますか、こういった資格を持っていますのでプラスになりますか、前の病院ではこんな福利厚生がありましたがこちらではどうですか、といった内容の話はできると思います。

経験年数における給料の上乗せに関しては気になるところですが、その他の福利厚生に関してはやはり情報がすでに載っている場合が多いので、まずは自身で調べて、どうしても聞いておきたいこととして質問するのは構わないと思います。

 

基本的には事前に情報収集をして、納得してから受験する。どうしても聞きたい場合は慎重に。

今の時代ですので、様々な方法で福利厚生を事前に情報収集することができる環境にあります。

そして、私の周りの意見を聞いても基本的には〝面接時〟に福利厚生を聞くことはかなりリスキーであると感じます。

100%絶対聞いてはならないということではありませんが、基本的に聞かなくて済むならそれで良い。

聞かなくても良いように事前に情報収集する。

聞くのであれば、聞き方などを入念に準備するといった所になりそうです。

 

ブログに対しても反対意見も聞かれますので、意見が分かれるところなのかなと思います。

ご意見ありましたらお問い合わせからご連絡いただければと思います。