
看護系大学教員になった経緯について【一例なので何かの参考に】
twitterではかなりの批判を浴びている看護系大学教員。
それでも、もしかして教員になりたい、もしくは自分の将来の進路として考えている方もいるのではと勝手に妄想して、私が看護教員になった経緯についてまとめておこうかと思います。
今後目指す方などに何かの参考になれば幸いです。
助手で採用なら大学院行ってなくても大丈夫?(2021.7.11現在)
大学教員になるにはとにかく大学院を修了していなければいけません。
いや、助手としてなら実は大学院に行ってない人でも採用してもらえる可能性があると思います。
実際私もそうですし(なので現在大学院に通っている)、私の周りにもいらっしゃいます。
もしかしたら、このこと自体がレベル低いと言われてしまう要因なのかもしれません。
大学も人が足りないので、本当なら大学院修了した人を採用したいがそうも言っていられないのでしょう。
〝現在〟と付けたのは、いつこの状況で入れるか分からないと思うからです。
やはりそれなり(失礼ですね)の大学なら助手だろうと大学院修了生を採用していると思います。
ですので、これから大学教員になりたいという方がいましたら、まずは大学院を履修されると良いです。
ただ、働きながら大学院に行くという事に対して現場はより厳しいと思います。
(大学でも厳しいなと思って今通っています)
周りとよく相談することをおすすめします。
結構コネが重要かも
文字の通りです。
たしかに大学のホームページや求人に募集があったりするのですが、実は結構内々に決まってるか目ぼしい人がいる場合が多いです。
それはやはり全然知らない人より、ある程度知っている人を採用したいという心理でしょう。
実は私も周りから見たらコネになるんだろうなと思う入り方をしたました。
私の場合。。。
まず大学教員になるにはどういった準備をしたら良いか、大学時代の教授と連絡を取り、相談をしたました。
そこで、教員になるには大学院を履修しないといけないことを知り(正直無知ですよね)、元々大学院に行きたいと思っていたので、臨床で働きながら大学院に行くことを決意しました。
それでも大学院を履修していても空きが無いとなれないと言われました。
ちなみにその教授の大学では大学院修了が必須。さらには今現在空きは無いと言われました。
これは地道に大学院に行ってコツコツ準備するしかないなーと思っていた矢先。
その教授から1か月後に連絡が来ました。
「〇〇大学で助手を募集している。良かった行かないか。」と。
その大学には同じく私が出た大学の当時の先生がおり、私の事をよく覚えてくれていて、その教授がたまたま会う機会があり、私の話題になり、ちょうど募集しているとのことでした。
正直、運が良かったと思っています。
私の場合は、その当時短大卒の資格しか無かったので、そもそもが大学教員は無理な話と言うか、スタートラインにすら立っていなかったのです。
1年目で通信の大学で単位を取り、大卒の資格。今は大学院に通っています。
コツコツと階段を上がっている途中です。
大学院に通って準備をしつつ、空きがあったらすぐに行動できるような心の準備と周りの身辺整理をすることが大事なような気がします。
あとは自ら公募に出すことでしょう。
ただ、一番最初は助手か助教です。しかも大学院を修了していないとやはり厳しいという事を頭に入れておくと良いかもしれません。
実習の為だけの非常勤として働いてみる
そういったコネを掴むことも大事ですが、実際の大学教員の仕事は実習施設での調整や学生への指導が大きな部分を占めています。
特に助手・助教はそうでしょう。
正社員として大学教員になる前に、実習だけの非常勤としていわゆるバイトをしてみてはどうでしょう。
何となくの感覚がつかめるかと思います。
非常勤なので、自分主体で指導や調整は難しいと思いますが、実習での仕事内容を把握したり、学生への指導も周りの先生方の様子から参考になると思います。
それに非常勤を何回か経験しておけばさきほども言ったコネを掴むことが出来るというメリットがあります。
教授の先生方も非常勤としての実績で優秀だったら、ぜひうちの大学にということも十分に考えられます。
ただ、デメリットとしてどうしても本業で看護師をしていると、本業を休んでまでバイトするという形になるので本末転倒です。
本業がクビになるかも。。。
正直、そういう点ではかなり難しいかもしれません。
例えば、子育てで一時仕事を辞めていての復職の一つとして考えても良いです。
しかし、これも正社員となると子育ての部分で仕事が休めないといったデメリットがありそうです。
そう考えると、、、ちょっと厳しい気が。。。
まとめ
大学教員になるには
・基本的に大学院を修了しないと無理(運良くそうでなくてもなれることもあり。要相談)
・大学教員に空きが無いと無理
・いつ何時チャンスが来るか分からない。その時を待ちつつ大学院に行って準備しておこう。
・とにかくまずは相談してみる(出来れば現役の教授とか、自分の大学の恩師とか)
⇒あらたなコネなどのきっかけになるかも
・非常勤で経験してみる
⇒大学教員の仕事に触れ、イメージが出来る(やっぱ辞めようとなっても非常勤だから大丈夫)
この辺りを頭に入れおくと良いかもです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また。