【看護学生向け】実習で大学教員と良好な関係を築く為に【私情を挟んだ見解】

【看護学生向け】実習で大学教員と良好な関係を築く為に【私情を挟んだ見解】

こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)です。

このブログにお越しいただいてありがとうございます。

私は、某4年制看護大学にて教員をしております。

看護学生には病院で行う看護実習というものがあり、実習は看護学生にとって大変勉強になる反面、かなりのストレスでもあります。

病棟の看護師との関係性に悩む事もあるかと思いますが、さらに引率する教員との関係性も看護学生にとってストレスになる事があります。

そこで、私の私情をタップリ挟み、さらには体験談なども盛り込んだ内容で記事を作成しました。

何かの参考にして頂ければと思います。

この記事の内容
・看護学生の実習中の教員との関係性を良好に出来る一つの参考になる。
・私の体験談、私情を挟んだ内容を知り、こんな教員もいるんだと思える。
・厳しい教員の関係性について一つの参考になる。

基本的に今は優しい教員ばかりになっていると思います。

もちろん厳しい、理不尽な事を言ってきたり、無理難題を平然と言う様な教員もいます。

これは現実、事実なので嘘は付けません。

被害にあった事のある学生さんには本当に申し訳ないです。

 

ですが、最近の若手と言われる教員は基本的に優しい方が多い様にお見受けします(むしろ病棟看護師の方が厳しいのでは。。)。

それにその様な教員は段々と淘汰されていく時代になっています。

今時、そこまで厳しいやり方はナンセンスだと思います。

 

基本的に教員は学生に厳しくと思っていないです。

私の周りの教員たちは基本的に学生に対して意地悪をしようとか、敢えて厳しく接しようといった悪い気持ちで実習指導をしているといった人はいない様に思います(一部の変な教員は除く)。

みなさん、立派な看護師になってもらいたいという気持ちで指導していると思います。

そこでつい熱が入ってしまう教員もいますが、やはり学生に分かってもらいたいという気持ちが行き過ぎてしまった結果でしょう。

もし、意地悪な教員がいたら話しやすい教員に相談してみてください。

今のご時世、その様な教員は淘汰されていく事でしょう。

 

とにかく何でも相談してみよう。

特にあまり話したことが無い教員が担当した場合、話しかけにくいと思いますがまずは教員とコミュニケーションを取ってみてください。

もちろん教員の方からも積極的にコミュニケーションを取って欲しいものです。

相談をされてい悪い気持ちになる教員はほとんどいないと思います。

相談というより、今回の実習の意気込みでもいいので少しでも会話の回数を増やしてみてください。

なんで学生の方から!?と思い方もいると思います。

申し訳ないです。

教員もまだまだ未熟な部分もあり、お互いの歩み寄りが必要になる場合があります。

大人になれない教員は相手にしなくて構わないですが、ぜひとも積極的なコミュニケーションをよろしくお願いします。

 

記録の指導について。

記録について納得がいかない事を言われたら。

たまにこの様な相談や愚痴を聞くことがあります。

教員がどうしても学生よりも立場が上になってしまい、自分たちの看護観を押し付けてしまう様子が見られることがあります。

ですが、私から言えることは、納得いかない事はとことんまで話をして〝説明を求める〟事が大事だと思います。

特にその時は黙っていて悶々と残りの実習を過ごすより、自分の考えとどうしても相違があるので教員が説明する内容の〝根拠〟をしっかり聞いてみましょう。

自分が納得いくまで話したら、その内容についての理解が非常に深まっていると思います。

 

教員が〝根拠は?〟と聞く理由。

アセスメント、看護問題や看護計画に関して、何事にも良く「根拠は?」と質問されてうんざりしているかもしれません、

ですが、この根拠を答えられる事は非常に重要な要素があるのです。

どんな援助や考えにも根拠がないと、本当に理解してその援助をしているのか不明になるからです。

そして、何も考えずに援助している看護師はどうでしょうか?

自分が患者さんだったら嫌ではありませんか?

その様な看護師になって欲しくない一心でその理由や根拠を口酸っぱくして聞いています。

 

しっかり勉強して、自分なりに答えを出して、それでも分からなかった場合は教員に答えを聞いてみましょう。

しっかりとした努力の形が見えれば、きっと力になってくれると思います。

 

教員によって言ってることが違う。

これも良く聞く事例です。

それぞれ考え方の微妙な違いがあり、しかも答えが無いのが看護過程です。

言わば自分の〝好み〟だと最近思います。

正直、どちらも間違いではない事多くあります。

そこで私なりのアドバイスですが、教員によって言う事が違う場合、どちらの言う事も一旦受け入れて自分の中でどの方法がしっくりくるか、自分の好きな方法を選べば良いと思います。

 

と言っても実習中はその教員の言う通りにしなければいけないのか。

そんな不満や疑問があると思います。

本当ならば教員間で統一できれば良いのですが、それぞれ看護師時代に経験してきたことも全然違いますし、年齢もバラバラですので価値観も全然違います。

そこで全員の認識を統一するのは、申し訳ないのですが凄く難しいのです。

 

学生自身もあまり気に病まずにこんな意見もあるんだと受け止めて頂けたら幸いです。

 

教員のご機嫌を取らないと単位が取れない?

たまにtwitterなどこんな話題を見かけますが、今の時代これはまず〝あり得ない〟です。

基本的に実習が終了したら、学生の学習状況について後日会議などで教員間で情報共有している事が多いと思います。

その際に、仮に担当教員の機嫌が悪いせいで評価が低かった場合、特に単位を取得できないくらい評価が低い場合、その理由(いわば根拠ですね)を周りに教員が納得できるくらいに説明しなければならないのです。

さらにその学生の記録や実習態度をみんなで再確認し、本当に単位が取得できないくらい悪いものなのか話し合います。

そこで、その科目の領域責任者(だいたいが領域長)が最終的に判断します。

つまり、その機嫌の悪い教員だけで単位が取れないという事はあり得ないのです。

 

残念ながら、相性の悪い教員のせいで実習中の実力が発揮できずにストレスを溜めながら実習したり、評価も少し低めに出ることもあります。

そこに関しては運が悪かったとしか言いようがないでしょう。

 

どうしても辛い時は我慢せずに他の教員に相談を。

教員と言えども同じ人間です。

正直相性はあります。

私にも合う学生合わない学生がいるし、学生からもその様に思われていることでしょう。

いくら一時の期間中の実習と言えども、それで体調を崩すのは非常にもったいないです。

そんな時はその相性の悪い教員以外の話しやすい教員に相談してみてください。

出来ればその同じ領域の上の先生(職位が上)だと良いと思います。

今のご時世、アカハラにならない様に心掛けている教員が大多数だと思いますが、まだまだ変な教員がいるのも事実です。

私も良く良く内省して、学生が満足できるような実習にするべく頑張っていきます。

 

私の場合。

私が実習担当になった時は、雑談に注意してください笑

私は実習期間中は学生に楽しく実習してもらいたいと思っています。

普段の記録や実技に関しては病棟の看護師に注意や指導をされているので、そこでさらに教員からもストレスが加わると潰れてしまうのではないか、と思ってしまいます。

そこで、私はなるべく気持ちが楽になる様に話かけることにしています。

もちろんアドバイス(という名の指導)もしっかりやりますよ。

実習態度が悪ければもちろん注意もします。

そこは学生というより人としての問題ですから。

 

言うべきことはしっかり言って、それ以外は楽しく実習ができればという気持ちでいます。

 

最後に。

このテーマの記事はなかなか書いていて難しかったです。

これからも追記や修正がありそうな予感がします。

みなさん(特に看護学生)からのご意見や感想、もっとこうして欲しいなどのご要望などあればぜひ聞かせてください。