
【2022天皇賞・秋】サイレンススズカの夢の続きをパンサラッサが見せてくれました。
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2022年10月30日。
第166回の天皇賞・秋が開催されました。
私、一匹兎(@pepeopecn)は趣味の一つに競馬があります。
競馬と言ってもギャンブルの部分だけが好きなのではなく、馬の走る姿に感動する質でして、昔のレースなんかを何回も見て、走る姿に感動し、これからもっと頑張ろうと思う訳です。
たまに賭けたりもしますが、私にはギャンブル運は無いらしく、ほとんど当たりません。
ただシンプルにレースを楽しんでいる一人です。
パンサラッサの大逃げ。
第166回天皇賞・秋はレース序盤からパンサラッサの大逃げの展開になりました。
逃げに逃げまくって最初の1000mのラップタイムが57.4秒。
この57.4秒は、今から24年前の天皇賞・秋の時に稀代の逃亡者サイレンススズカが叩き出したタイムとまったく一緒でした。
私はサイレンススズカの大ファンでした。
最初からトップに立ち、そのままのハイペースで最後まで逃げ切る姿は本当にかっこよかったです。
このタイムを見た瞬間、サイレンススズカを思い描いた競馬ファンも数多くいたことでしょう。
特に好きなレースは毎日王冠です。
最初から先頭に立ち、そのままのスピードで最後にスパート。
あのエルコンドルパサーなどを寄せ付けないまさに横綱相撲。
このレースには本当に鳥肌が立ちました。
沈黙の日曜日。
今から24年前、ハナからトップに立ったサイレンススズカはそのままのハイペースで飛ばしていました。
東京競馬場の大欅を越えようかという所、明らかにサイレンススズカの前脚に異常が発生したのが分かる様な映像でした。
必死で武豊騎手が落馬しない様にする優しいサイレンススズカ。
この際に負った骨折でそのまま予後不良、安楽死の処置が取られます。
実況のアナウンサーが言った〝沈黙の日曜日〟
私はしばらく、このレースを見ることが出来ませんでした。
夢の続き。
あの日から途絶えてしまっている夢。
サイレンススズカがあの大欅を越えて、無事に直線に入って他馬を圧倒して勝つ。
これが夢の続きです。
レース序盤からどんどん引き離すパンサラッサ。
気が付けば物凄い差がついて、20馬身以上離れているんじゃないかという所。
私はこの展開をドキドキしながら見ていました。
最初の1000mを57.4秒。
ああ、サイレンススズカだ。
脚は大丈夫だろうか、怪我しないだろうか。
という心配はあっという間に過ぎて、大欅の向こうを越えてドンドン進んで直線へ。
もしサイレンススズカが無事だったら、、、
こんな景色だったんだろうか。。。
4コーナーをサイレンススズカが抜けていればこんな景色だったろうか。
ようやく私の時計が動き始めました。
こうして進んでいくのでしょうか。
私はこのレース、同じ逃げ馬のジャックドールに賭けていましたが、直線では思わずパンサラッサのことを応援してました。
最後はイクイノックスに差し切られてしまいますが、本当にかっこいいレースでした。
あの夢の続きをパンサラッサが見せてくれました。
ありがとう、パンサラッサ。
そして2着に終わるのもニクイ。
まだまだ夢は続く。
今度はあのハイペースの大逃げで1着だ。
この夢の続きは誰が見せてくれるだろうか。
見てるか、サイレンススズカ。
いや、もしかしたら隣を走っていたか?
パンサラッサ。
キミは令和のツインターボではない。
令和のサイレンススズカでもない。
令和のパンサラッサだ。
これからも怪我無く、夢の続きを見せてくれ。
追記。パンサラッサ引退。
残念ながら次の天皇賞秋のレースには参加することなくパンサラッサは引退が決定しました。
しかし、無事種牡馬としての第二の馬生が始まります。
この夢の続きは産駒たちがきっと引き継いで続いていくと思います。
私の推し馬であるユニコーンライオンも同じ時期に引退。
同じ逃げ馬であるユニコーンライオンも夢の続きに一役買うかも?