
こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
今回の記事では看護師の爪事情について、学生の反応も含めて書いていきたいと思います。
現在は昔と比べて若干寛容になってきていると感じます。
ですが、まだまだ爪事情には厳しい現実があると思います。
なぜ爪を短くしなくてはいけないのか、といった部分を含めて話していきます。
若い女子にとって爪を短く切ることは気が進まない?
基礎看護領域では基礎技術の習得のためにかなりの数の演習をこなします。
ほとんど毎週のように演習をしているといっても過言ではありません。
そこでチェックするのが身だしなみ。
当然ながら爪の長さも確認します。
ネイルをしていたとなったら言語道断ですが、爪が長過ぎるとその場で爪切りを用意して自分で切ってもらう様にしています。
学生がかわいそう!!といった意見が聞かれるかもしれませんが、基礎看護学を指導する上で非常に大事な部分になります。
これらの指導をしない看護学校は無いと思います。
私が実際に学生から言われたのは、明らかに長いと思える様な時に「長いから切ってもらっても良いか?」と言うと「これ以上切ると深爪になります!!」と言って、指示に従わずそのまま演習を行う事になってしまう学生もいました。
何度言っても指示に従う事はありませんでした。
今時の学生、特に女子は爪の長さにもこだわりがあるのか、なかなか難しい問題でもあります。
なぜ爪を短くする必要があるのか。
シンプルに、爪が長いせいで患者さんを傷つけてしまうかもしれないからです。
特に清拭で身体を拭く時、など援助を実施する際に爪が長いとふとした瞬間に患者さんの皮膚を引っ搔いてしまうかもしれないのです。
もう一つの理由として、不衛生である事で無駄な感染を引き起こす可能性が高くなる事です。
爪が長ければ長い分、爪の間に病原菌が付く可能性があり手洗いをいくら頑張っても落ちることは難しくなります。
それらの理由で爪は短くする必要があります。
どれくらい短くすると良いのか。
アイキャッチ画像に載せている画像の長さでは基本的に長いと判断します。
手の平から見て爪の白い部分がはみ出ない様な長さになることが基本と考えています。
それ以上長くなる場合はやはり切った方が良いでしょう。
ちなみに。
私の場合は、手術室の看護師でしたのでさらに厳しかったです。
学生の頃は正直私も爪を比較的長めにしておりました。
でも手術室勤務になったことで切るようになり、所謂深爪といった部類まで短くなっています。
慣れは恐いもので、最初は嫌だなと思いながらいたのですが、深爪に慣れてしまったらむしろ少しでも長いと気になってしまい、頻繁に爪を切るようになってしまいました。
看護師はネイルを我慢しなければならないのか。
はい、これはもう看護師という仕事をする以上、ネイルをした手で業務をすることは非常に難しいと言えます。
例えば美容外科系のクリニックなどの特殊な所では可能かもしれませんが、一般的な病院や施設などではネイルは難しいと思います。
その様なことを学生のうちから意識する必要があります。
学生のうちからネイルなどの爪の装飾に関しては難しいと自覚する時間が必要になります。
学生のうちはいつネイルを楽しめるか。
しかしながら学生ですから、ネイルを楽しみたい気持ちも分かります。
実際の所、1年生のうちは実習と毎週のように演習が入りますのでネイルをすることは非常に厳しいと思います。
しかし、学年が上がるごとに演習の回数はかなり減りますし、実習の期間も限定的になります。
実習の時期はやらないとして、その他の大学での授業が集中的にある期間ではネイルも十分に楽しめると思います。
厳しい言い方になってしまうかもしれないかも知れないですが、支障の無い時期を見計らって爪の装飾を楽しむ工夫が必要と感じます。
ただし、自己責任です。
最後に。
今回の記事は学生の思いと裏腹に厳しいコメントになってしまったかと思います。
ですが、やはりどう考えても患者さんを相手にする看護師の仕事の内容を考えると爪は短くすることは必須になります。
看護師になりたい、看護師を目指したという覚悟に比べれば爪を短くするといったことは致し方ないと思う必要があると感じます。
不本意かもしれませんが、そこは非常に重要な意識付けと感じます。
特に女性の場合、若いうちは爪も色々と楽しみたいといった気持ちになるのは非常に良く分かります。
ですが看護師になりたいという気持ちを大事にしてもらって、その為にはどうすれば良いか、といった部分を今一度考えてみて行動してみてください。