医師から間違った指示を受けた場合の看護師の対応【私情を含む見解】

医師から間違った指示を受けた場合の看護師の対応

【私情を含む見解】

こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。

今回はXで募集したブログのネタをやっていきたいと思います。

そして今回は少しシビアな内容になっています。

それは医師から間違った指示を受けた場合の看護師の対応、です。

私の私情も入りますが、個人的な見解を述べていきたいと思います。

この記事の内容
・医師から間違った指示を受けた場合の看護師の対応について(私の私情を含む)

やはり医師に確認する、が大前提。

やはりどう考えてもこれだと思います。

医師からの指示が間違っていることに気が付かないならまだしも、気付いているのに確認せず、そのまま実施してしまうと最悪の場合罪に問われ、逮捕され看護師免許はく奪といった事態になりかねないと考えます。

 

ただし、問題は確認しにくい場合、です。

あまり考えたくないのですが、例えば見て見ぬ振りをすることが常習化している、裏で脅されている、周りも指摘しないので自分だけ違った意見を言いにくいなど、意見をいう事がなかなか難しい場合です。

特に新人の時はさらに言いにくいでしょう。

みんなが足並みを揃えて黙っている所を意見するのは逆にまるで悪者の様に感じてしまうかもしれません。

 

直接医師に言いにくい時は。

特に新人の時など、パワハラチックで恐い場合などには直接医師に言いにくいことが考えられます。

そんな時は先輩、あとは師長に相談しましょう。

こちらは数で勝負です。

またはその医師と仲の良い看護師に頼りましょう。

医師と1対1になってしまうとこちらの意見に関心を持ってくれない場合があります。

それで何事も無かった様に流れてしまうのはもったいないです。

 

言い方には気を付ける。

正直、指摘される側の医師もあまり良い気分にはならないでしょう。

もしかしたら嫌な顔や、逆に怒られるかもしれません。

確かにミスはミスですが、間違いを言われてなかなか素直に受け止められないかもしれません。

無駄に雰囲気を悪くする必要も無いと思います。

ここは穏やかに、相手の気持ちをあまり刺激しない様にやんわりと話しかけましょう。

先ほど、まず数で勝負と言いました。

ですが、あまりに多くの人数で凄んでしまうと医師側も張り詰めてしまうでしょう。

看護師でみんなで確認したけどやはり間違っている様に思う、など圧力をかけない様に声をかえていく事が大切と感じます。

 

言うタイミングにも気を付ける。

医師からの指示の間違いを発見した時、どのタイミングで確認をするかも非常に重要と感じます。

例えば、今すぐ投与しなければいけない点滴の内容の間違いなのか、長期的な計画の間違いなのかによって医師に確認するタイミングが違います。

緊急度というやつですね。

今すぐ実施しなければいけない指示で間違っていたらその気付いた瞬間に、長期的な計画の見直しなら次のカンファレンスの時など、臨機応変に考える必要があります。

 

間違いに気づいた時にどうするか。

ここから先は完全に私情を挟みます。さらには個人的な正義感みたいな話になります。

まず、看護師は何かしら治療などを必要としている、基本的に弱くなっている方を相手に仕事をしています。

下手したら自分のせいで殺してしまう可能性もあります。

 

その様な状況で、間違っているかもしないといった事をそのまま見過ごしてしまうと、直接的に自分の責任ではないかもしれないですが、あの時自分が止めていればこの様な事態にならなかったかもしれない、といった事になりそうです。

私は、今までの人生でも看護以外でその様な場面になったことも多くあります。

ちょっと矛盾するかもしれませんが、普段のプライベートでは人の間違いについて多く言及することはしていません。

あまり人を批判ばかりしていると自分の考えも悪くなり、人の悪い部分ばかりに目がいってしまいがちになるのではないかと思うからです。

 

しかし、看護の仕事ではそうはいきません。

自分の行動によって患者さんを危険な目に合わせる可能性があるのです。

それは医療の仕事をしている責任感だと私は思います。

しかしながら、確かに周りの目が気になります。

そこで天秤にかけることになります。

自分の中の悪魔に負けずに、患者さんのことを思い、行動していって欲しいと思います。

 

もし自分が指摘したことで自分の立場が危うくなることを心配しているのであれば、みんなの意見を聞くために、まずは周りに看護師に相談することが必要だと思います。

 

いずれにせよ、間違いをそのままにする、流してしまう事は看護師の責任問題でもありますし、最悪患者さんに大きな危害を加えてしまう、さらに罪に問われ、看護師免許はく奪といった事態になり兼ねないことを肝に銘じておくことが必要と感じます。

 

マイノリティや自分に酔ってないか。

医師の間違いの指摘に限らず、看護師同士の間違いの指摘もあるかと思います。

そこで一度立ち止まって、本当にその指摘はするべきだろうかと考えて欲しいのです。

 

確かにあなたが正しいかもしれない、正義かもしれない、ですがその指摘の仕方次第で不必要な敵を作ったり、相手に良くなってもらいたいといった思いではなく、その指摘をする自分に気持ち良くなっている可能性があることを冷静に考えて欲しいのです。

 

みんなの考えを自分が指摘して、マイノリティを取る事が気持ち良くなったり、指摘している自分カッコいいと自分に酔っている可能性もあります。

自分がわざわざ指摘しなくても、その人が成長する可能性は大いにあります。

逆にそこで必要以上に指摘してしまう事で、その人の可能性をつぶしてしまう事にならないだろうか。

私は、最近さらに強く思う様になりました。

 

それより、本当にその人が成長するにはどの様にアプローチしてあげればよいのか。

その意識で相手と関わっていきたいと感じています。

話が少し逸れてしまいましたね。申し訳ありません。

 

まとめ。

結論を言うと、医師からの指示が間違っている場合は、すぐに確認をすること。

それが看護師としての責任感と思います。

そこで、お互い波風が立たない様にお互いの歩み寄りが大事と感じています。

 

相手を指摘するのは、する方もされる方も良い気分にはなりませんよね。

気持ち良く、穏やかに仕事が出来る様に、お互いの関係性を日頃から築くことが必要と感じます。

さらに、看護師としての責任感と知識技術を日頃から鍛えることも非常に重要と感じるこの頃です。