
看護学生の時から手術室の看護師になりたい学生へ
【私なりのエール】
こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
今現在、看護学校へ通っている看護学生へ。
手術室の看護師になりたいと思って看護学校へ進学を決めた学生へ。
私は、学生時代は手術室にまったく興味ありませんでしたが、新人の時に手術室に配属され、そのままほとんどを手術室看護師として過ごしました。
そんな手術室の看護師になりたい看護学生へ向けて私なりのエールと応援をしていきたいと思います。
ぜひ読んでいただければと思います。
少しばかり私の話を。
まずは個人的な話をさせていただきます。
私は新人の時に手術室に配属されました。それから手術看護に目覚め、なんやかんやで10年以上手術室の看護師として勤務しました。
正直、学生の頃は手術看護に全く興味がありませんでしたし、私自身絶対に向いていないと思っていました。
当時の看護学校の先生からも言われました。いつでも帰ってきていいんだよ、と。
私は学生の頃から内科に行きたかったのです。その前は小児科に行きたかったのです。
それがほとんど真逆の診療科に配属されたのでした。
しかしながら、これは私の運命を大きく左右する出来事になったのです。
手術室の看護師になりたいという気持ちはずっと持ち続けて欲しい。
正直、看護学校の授業では手術看護の話はほとんど出てきません。
手術後の患者さんの看護、所謂術後患者のの看護として〝周〟術期の看護は頻繁に出てきますが、〝手術期〟〝手術看護〟はほとんど出てきません。
術後の看護については病棟看護師が行うので、手術室の看護師の出番はかなり少ないのです。
つまり、看護学校にいる間に手術室の看護師のことを触れる機会はほとんど無いと言って良いでしょう。
当然、成績にもあまり関係ありません。
いくら興味のあることでも、あまり触れる気かが少ないとどうしてもやる気が減ってきます。
同じように看護の勉強をしていながら自分の興味ある分野が出てこないのですからそんな気分になるのは頷けます。
しかし、ここで頑張って欲しいのは、手術室看護師になりたいという気持ちをずっと持っていて欲しいのです。
手術室経験のある教員の話を聞く。
私を始め、看護師時代に手術室の経験のある教員は少なからずいると思います。
その教員に話を聞きに行っても良いかと思います。
そこで手術室看護師の生の声を聞いてみましょう。
もし、身近にいなければ私に直接聞いても良いですよ。
お問い合わせから随時募集しています。
ゲストスピーカーの話が聞ける機会があるかも。
普段の授業の他に、時々病院の看護師を呼び、ゲストスピーカーとして現場の様子を話してくれる機会があります。
私も何度か話をしたことがあります。
その様な機会は意外と少ないので、その様な機会があったらぜひ授業に出席して話を聞いてみても良いかもしれません。
学会に参加してみる。
手術看護に関連した学会があります。
主に有名なのは日本手術看護学会、日本手術医学会という学会です。
しかしながら、学生にはちょっと内容が難しいのと、参加するための参加費が結構お高めです。
下手したら1万円とかかかります。
内容が難しくてお金もかかると正直あまり学生にはおすすめできませんが、どうしても現場の手術室看護師の雰囲気を楽しみたい時は、お金に余裕があれば参加してみても良いかもしれません。
手術見学の機会は運が良ければある?
特に成人看護学実習の際に手術見学の機会があり、手術の様子を見れるかもしれません。
しかしながらこれに関しては看護学校の方針によって違いがあります。
手術見学を一切実施していない看護学校もあります。
自身の所属する看護学校に確認しておく必要があります。
手術見学ができれば幸いなのですが、最近の動向としてあまり手術見学に重きを置かない看護学校も少なくない気がします。
さらに手術室看護師の看護学生に対する期待も大きくなってしまい、目的目標をしっかり書くようにといった課題の重さから、なかなかスムーズに手術見学を行うことが出来ない現状にある看護学校もあるかと思います。
つまりは手術室の看護に触れる機会がどんどん少なくなっている印象にあります。
非常に由々しき事態です。
特に成人看護学実習の時になるかと思いますが、手術室見学ができそうな場合はぜひ積極的に立候補してみてください。
看護学校の中には最後の統合(総合)実習で手術室の実習を取り上げている看護学校もあります。
入学前にそこまで把握することは難しいかもしれませんが、もしその様な実習を実施している看護学校でしたらぜひ希望を出してみましょう。
手術室の経験がある教員との接点を増やす。
前述しましたが、手術室の経験がある教員は少なからずいると思います。
その先生との接点を増やすことが、手術室の話を聞けるチャンスが広がると思います。
担任だったらラッキー。
看護学校にはもしかしたら担任やアドバイザー制度があって、相談するならこの教員に、と決まっている場合があります。
その時の教員が手術室経験があればラッキーです。
相談として色々聞いてみましょう。
担任やアドバイザーは学生とかなり距離が近しい関係になります。
そこで手術看護に興味がある事を伝えると、有益な話が聞けるかもしれません。
卒業研究や就職活動相談をしてみる。
その他、教員が個人的に関わることがあります。
特に卒業研究や就職活動についてです。
こちらの案件は教員が個人で対応することが多いです。
そこで卒業研究のテーマを手術看護関連にしてみたり、就職活動の際に手術室に行きたいといった旨を伝えれば、+α手術看護の興味深い話を聞けるかもしれません。
手術看護への情熱を絶やさずに、何かあったら私も相談。
繰り返しになりますが、看護学校では手術看護に関わる授業はほとんど無いのでモチベーションの維持が大変と感じます。
モチベーションの維持に関しては前述した通りです。
手術看護への情熱を絶やさぬように、実践してみて下さい。
それでも、その火が消えかけそうだったら…
私にご連絡ください。
手術看護に関することでしたら、どんなことでもお答えできると思います。
ご意見ご感想などもお待ちしております。