【漫画考察】オペ看 コミック第2巻 【ネタバレ】

【漫画考察】オペ看 コミック第2巻 【ネタバレ】

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初めまして。一匹兎(@pepeopecn)と申します。

やー、完全にハマってます。

普通に面白い。

これからもファンであり続けます。陰ながら応援させてください!!

今回は第2巻の感想・考察。

第1巻もありますので良かったら。

【漫画考察】オペ看 コミック第1巻 【ネタバレ】 - 一匹兎.com。 (ippikiusagi.com)

 

※追記

第3巻の考察はこちら。

【漫画考察】オペ看 コミック第3巻 【ネタバレ】 - 一匹兎.com。 (ippikiusagi.com)

オペ室に入ったら全力で助ける

今回取り上げられていたのは、まずはジャンピング(飛び降り)で腹部の大量出血。

私がいた病院は三次救急ではなかったので、この様な手術適応の患者さんはあまり来ませんでした。

ただ、自殺未遂などでの手術ではないAAAのラプチャーや大動脈解離の手術は良く受けていました。

 

手術室な雰囲気は常にピリピリしていると思われがちですが、いや実際そうなんですが予定手術やそこまで侵襲の大きくない手術なんかは意外と穏やかに時間が流れます。

外回りをしていると眠くなる時も。。。

 

予定手術と緊急手術では雰囲気がガラッと変わります。

特にこういった大量出血など、今すぐにでも手術をしないと助からないといった場合は、とにかく急いで!!といった雰囲気になり、初めて見る人からしたら圧倒されると思います。

 

学生が手術見学をして、意外と雰囲気が良くて楽しかったと感想を聞きますが、きっと予定手術で穏やかな雰囲気を見ることが出来たからでしょう。

 

見出しにある〝オペ室に入ったら全力で助ける〟

手術室看護師だけでなく、医者はもちろん多職種すべての人達が思っている事です。

 

手術室で人が亡くなるのは恥だと言われています。

これには色々な要素が含まれているので時間がある時にお話ししますが、とにかく生きて手術室から出る様に頑張っています。

 

患者さんに覚えてもらえない

漫画の中でもありましたが、どんなに長い手術をしようが、患者さんの事を考えて仕事しようが、患者さんは覚えていない事が多いです。

そりゃそうです。

ほとんど寝てますし、起きてたとしてもこれからする手術の事で頭が一杯。

 

手術室に異動したくない理由の一つに患者さんと関わる時間が少ないからがある様です。

ですが、今一度考えてみて欲しいです。

覚えてもらうことや、感謝してもらうことが看護師になった理由ですか?

 

確かに看護師の仕事は激務で、感謝でもしてもらわないとやってられないと思います。

ですが本質は〝患者さんに良くなってもらうこと〟ではないでしょうか。

自己犠牲の精神がすべてではないですし、私も少しは感謝されたい笑

ですが、それが第一優先ではないと思います。

 

看護師は言わばお客さんに感謝される稀な職種だと思います。

弱い者の上に立つ立場になりがちです。

目線を合わせて仕事していきたいですね。

 

器械のこだわり

これも手術室ではあるあるです。

Drの癖が凄すぎて付いていけない事もしばしば。

器械にも相当なこだわりがあります。

Drの名前がついてしまった器械すらあります。

 

『弘法筆を選ばず』なんて言いますが、執刀医の先生方はその真逆。

この機会がなければ手術できないといったタイプもいらっしゃいます。

同じ術式なのに使い器械が全然違うなんてことも。

 

私の主観というか勝手な解釈ですが、プレッシャーのかかる手術を成功させるために、自分だけのお守りと言うか願掛けみたいな部分がるのかなと感じる時がありました。

この器械を使えば落ち着く、といった。

そう思えば、ちょっと無理難題な事を言われても少し優しくなれるのかも。

 

しかしながら、一つしかない器械を取り扱う時の器械出しの緊張感はハンパありません。

 

実は私は一つしかない器械を落としてしまった事が1度だけでなくあります。

とんでもない雷が落ちて、これでもかと怒られました。

今では私も大人になり、先生のこだわりに対して少し優しくなりました。

 

手術をしない選択をする患者さん

この漫画でも取り上げられています。

特に大動脈解離の手術など、心臓の手術で多い気がします。

手術しないと命に関わるのに手術しないという選択をする患者さん。

 

私にはまだのこの心理が本当に意味では理解できていないです。

自分がその様な状況に陥れば知ることが出来るのでしょうか。

 

患者さんの真意は知ることは出来ませんが、理解しようとすることは出来るし、患者さんの選択を尊重し応援することは出来ます。

もし、手術をすると選択るなら全力でそれを応援する。

 

正直、夜中の緊急解離の手術はかなりストレスです。

ですが、自分の家族、彼氏彼女、仲の良い友人、、、が手術をするとなれば何としてでも助けて欲しいと願うはずです。

 

この葛藤に打ち勝つのが手術室看護師の使命の一つなのかもしれません。

 

第2巻はどちらかと言うと考えさせられるシーンが多かったなという印象です。

もうすぐ第3巻の発売日。

楽しみです。

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