
こんにちは、あるいはこんばんは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
元手術室の看護師です。現在は大学で教員をしています。
今回の記事は実習期間中の記録についてです。
記録の内容と言うより、記録によって夜寝れなくて寝不足になる学生が多数発生する時期でもあるので、こちらについて現状と、少しの対策を書いていきたいと思います。
実際学生からの不満は多い。
学生にとってあるあるかと思います。
記録の量が多過ぎて寝る時間が無いという不満です。
実際の所その気持ちは分かります。
私も学生の頃は実習記録にかかる時間のせいで睡眠時間が削られてしまったのは事実です。
しかし、今思っても12時を回ることは無かったかな、という記憶です。
実際何時に寝ているのか統計を取ったことは無いのですが事実学生にとっていつもより睡眠時間が短い様です。
記録の量を減らすという選択はひとまず無しで。
そこで必ずと言って出てくるのが、記録の量が多いので減らしませんかという不満。
こちらは学生だけでなくSNSでも〝学生可哀そう〟という声もちらほらと聞かれます。
記録の量に関しては今回言及しません。
実際の所、記録に関しては私が学生の頃かもだいぶ進化していて、量が多いのは否めないのですがじゃあ削るかと言っても必要最低限の記録が揃っていると思います。
(ここで関連図不要説があったりするのですが、私は必要と考えています。)
【看護実習】実習記録の関連図不要説について【私情を挟んだ見解】
いつもより朝起きる時間が早過ぎる問題。
恐らくこれも大きな要因と考えます。
最近の看護大学の乱立によって実習病院の確保もなかなか厳しくなっています。
実習病院の確保のために遠方の病院しか空きが無い場合も多いです。
つまりそれだけ移動距離が長くなります。
学生は基本的に車やバイクは使わずに公共交通機関を使用して、バスや電車で実習病院まで移動することになっています。
(看護学校によって変わるかもしれません)
さらに実習期間中は実習病院の控室に朝の8時までに集合、といった感じで早めに行かなければなりません。
普段の学校に行く時間よりもかなり早く起きなければ間に合わず、中には2時間ほどかけて移動する学生もおりました。
(実は教員はさらに早い時間で移動しているので、私の場合5時起きなんてこともざらでした)
その分早く寝ないと寝不足になるところ、記録が終わらないので早く寝れない、といった流れになる事が想像付きます。
最近の実習は記録の整理の時間もしっかり設けている場合が多い。
最近の学生への負担軽減のため、病棟にいる間にも実習記録を書く時間を設ける事が多くなりました。
看護学校側から指示する場合もあるし、病棟側からも学生が記録を書ける時間、場所を確保してもらえることが多くなりました。
これは非常に良い傾向と思います。
あまりに記録ばかりやって患者さんの所にまったくいかないのはいただけないのですが、この時間を利用すれば家に帰ってからの記録の時間もかなり削減になると思います。
ちなみにですが私の時代は基本的には実習中の記録を書くことは難しかったです。
まったく書けない訳ではないのですが、書いていると周りのスタッフから「そんな暇があったら患者さんとコミュニケーションを取りに行きなさい」とよく怒られたものです。
基本的には病棟でなければ経験できないことが多いので、記録より何かしら関わることを重視していますが、ずっと記録ばかり書いている場合はさすがに記録よりも患者さんと関わりを持つ様に促しています。
実習中に確保されている時間内で出来る限り記録を書いてしまうのも睡眠時間確保に繋がる作戦です。
ほんの少しの時間をただ私語をして終了するのではなく、少しでも進めておく学生はやはり記録の仕上がりも早い印象です。
記録を書くスピードが圧倒的に遅くなっている?
私が学生の頃と比較するのは申し訳ないのですが、実習1週間目の金曜日に関連図どころか、実習2日目くらいにすでに関連図について指導が入っていました。
明らかにに当時よりペースが違います。
私は決して優秀な方ではなかったのですが、それでも私を含めほとんどの学生が書いてきていました。
正直、私も大学教員になり、このペースの違いについてこの何年かでどこがどう変わったのか把握できていません。
これを知ることができれば今の学生の記録に対する負担も軽減になるのでは、と考えています。
ともかく、1週目の金曜日に関連図どころかアセスメント用すら書けていない、という場合も非常に多くなってきていると感じます。
昔であればかなり厳しい言葉で叱責をされて泣かされているパターンです。
最近のパワハラ問題も相まって厳しい言葉で注意が出来なくなってきました。(パワハラ容認ではありません)
それも記録を書くスピードが遅くなっている要因の一つと思います。
中にはしっかり記録を書いてくる学生もいる。
中には当然書いてくる学生もいます。
個人的に思うのは、その学生のタイプとして書くことに迷いが無いように感じます。
記録に時間のかかる学生の特徴として、書くこと自体に非常に迷いがあり、何を書いていけば良いか分からない、何も思いつかないといった場合が多い気がします。
そこで反抗的になって書かない、という学生はほとんどいません。
やはり、書き方に困っている様子でした。
そこでの対策はやはり、何でも良いから思い付いたことをまずは書いてみる事、から始まると思います。
何も書いていない白紙状態だと指導する、アドバイスする側も何も思いつきません。
何かしら書いていたら、もっとこうした方が、もっとここを追加すると、といったことが言えます。
中には否定されるのが嫌だ、ということで敢えて教員に見せない、という学生もいます。
じゃあどう書けば良いの?ということになりますが、
記録の書き方についても別記事で書いていましたのでぜひ参考にしてみてください。
まずはとにかく書くことから始める。
結局のところここに戻ってしまいます。
厳しいことを言うかもしれませんが、やはり書くしかないのです。
間違いや失敗をするのは当たり前で、そこはもうありきです。
ここで何も指摘されないでクリアできる学生はいません。
理不尽に起こる教員はもってのほかですが、そうではない教員の方が圧倒的に多いです。
書くことが思いつかないなら相談しましょう。
悩んでいつまでも書けないなら、どう書いたら良いか相談してしまうのが早いです。
もちろん自己学習や自身で解決しようとする姿勢も大事ですが。
時には書けるところまで書いたら寝ることも大事。
いつまでも悩んで書けないでいるなら、今現状書けるところまで書いたらあとは寝て、明日に備えるのも手です。
スマホをしたり、ゲームなんかをして夜更かしをするのではなく、さっさと寝てしまいましょう。
実習は長くても2週間程度で終了します。
そのうち土日もあるし、学内日もあるでしょう。
その期間はそういうものだと割り切り、辛抱することも時には必要なのかもしれません。
最後に。
特にこの手の話になると教員が意地悪、といった話が出てきます。
そんな意地悪な教員は淘汰されてきていますし、今時少ないです。
記録に関してもかなり緩くなっていると感じます。
これ以上緩くできない、といった所まで来ていると思います。
必要最低限の記録はせめて完了させて、睡眠時間を確保しましょう。
・実習中の少しの時間を有効活用して記録を書く
・とにかく思いつくことを書いて、教員からアドバイスをもらう
・無駄な夜更かしはしない
これを意識するだけでも睡眠時間の確保に繋がると思います。