
こんにちは。一匹兎(@pepeopecn)と申します。
ここ最近私の誤解を招くX(旧Twitter)でのポストによって少しだけざわざわしたみたいですが、学生へのキャリア支援のアドバイスの言葉が少し強めに言い過ぎた所がありました。
他の記事の内容になりますが、修正をして再考しております。
ここでお話しすることは、色々と考えた結果、やはり新卒の学生への就職活動の支援と、すでに社会人として働いている方への支援とは少し違うということです。
特にどの辺りが違うのか、といった所を私の私情も含めてお話ししていきます。
※この記事では新卒の就職支援について詳しく書いている記事ではありません。
あくまで新卒の就職支援と転職の就職支援の違いについて私の見解を述べています。
新卒の就職活動については以下の記事を参考にしてください。
まずは言葉について。
少し言葉についても言及があったので少し整理を。
私は他の記事で〝看護学生向け〟と書いてあります。
その際にX(旧Twitter)で見かけたのが、学生向けっとことは新卒?自分は既卒だから…といったコメントでした。
「看護学生向け」なので「新卒」向けに記事を書いております。
ちなみにですが、
「既卒」とは、「大学や専門学校を卒業してから一度も就職したことがない人」を指します。
一度でも働く(パート・アルバイトは含まない)と既卒者ではありません。
ですので、一度でも働いたことのある社会人の方の就職支援は、言い換えれば転職支援になります。
看護学生向けのキャリア支援、つまりは就職支援は転職支援とは少し勝手が違います。
そこをまずはご理解いただきたく思います。
また、この既卒の定義についてはハッキリしていません。
これが紛らわしくしている要因の一つでしょうけども、一応既卒者は働いたことがない人を指すことは全国的に認識されている様です。
一番の違いは面接時の福利厚生について。
X(旧Twitter)でもご意見をいただいたのですが、一番の違いは福利厚生について面接時に聞くか聞かないか問題でした。
私は看護学生を相手にキャリア支援として就職活動の支援をしており、履歴書や小論文や面接についてアドバイスをしております。
そこで周りの教員たちとも相談しながら進めていますが、やはり新卒の看護師の就職活動の際には福利厚生についてなるべく聞かない方が良いという結論に至りました。
それに関してはこちらに記事を作成しております。
合わせて読んでいただいたらと思います。
しかし、転職する際の面接として福利厚生を聞くことは時には重要事項になり得ることを再考しました。
例えば、
・経験年数が長く、給料面ではどのくらいもらえるのか
・認定看護師などの資格を持っており、どれくらい優遇されるのか知りたい
・前職の福利厚生がイマイチで次はちゃんとした所に就職したい
・シングルマザーなどで収入や時短などの待遇をしっかり確認しないと非常に困る場合
などが挙げられると思います。
その場合は聞き方に注意して再確認しても良いかもしれません。
転職に関しては私も何回か実施していますので、個人的なアドバイスを持っていたりするのですがこの記事では趣旨が違うので今回は割愛します。
そして転職活動についてはX(旧Twitter)でも得意な方々がよく情報提供しておりますので、調べてみても良いかと思います。
別の記事でも書いているのですが、福利厚生はある程度事前に調べることが出来ます。
調べることをしないで面接時にいきなり質問するのは逆に印象が悪くなるのではないかと考えます。
上記に挙げたような条件の場合は、福利厚生の詳細までは書かれていない場合があるので面接時に確認しても良いかもしれませんが、やはり個人的にはその話をするくらいならもっとアピールする方に意識しても良いのかなと思います。
学生の可能性を狭めるのか。
看護学生の就職試験での面接で福利厚生について聞かないことは、学生の可能性を狭めるというご意見がありました。
さらに聞くか聞かないかは学生自身に決めさせた方が良い、というご意見もありました。
確かに一理あります。
ただ、学生が本当に福利厚生の事を聞いても良いか、聞くべきか正しく判断できるでしょうか。
だからこそ学生と話し合い、福利厚生の事についてどう考えているのか良く聞いて、アドバイスするのが本当のキャリア支援であると考えます。
そこで出てくる結論として、敢えて福利厚生について聞く必要は無いという事です。
時には聞かない方が良いというアドバイスをすることもあると思います。
学生が自身で考えれば良い、と一見投げてしまう様に見えることが本当に学生の可能性を拡げることに繋がるのでしょうか。
そちらの方が私としては疑問が残ります。
そもそも提出書類に書く内容が違い過ぎる。
就職試験にて病院先に提出する書類には履歴書があり、志望理由や自己PRなどを書くことになります。
まったく働いたことの無い学生と、すでに働いておりさらに条件の良い病院を希望する場合とで、書く内容がまったくと言って良いほど違いが出ると思います。
転職支援の内容の一部は新卒にも活用できることがあるかもしれませんが、新卒用に変換する必要はあると考えます。
つまりは転職活動の支援をそのまま鵜呑みにすることは新卒にとっては危険という事です。
新卒は看護学校の教員に頼ることが一番の近道。
看護学校の学生は所属する看護学校の教員にまずは相談することが一番の近道です。
まずは身近の教員に相談しましょう。
学生の事を1年生の頃から見ていますし、特徴を良く捉えていると思うのでしっかりとしたアドバイスができるのではないかと思います。
それでも心配な場合は私でも良いので相談しにきてください。
最後に。
SNSは難しいなと感じます。
私は〝絶対〟という言葉を使用したのですが、絶対ではないだろうというご意見の元、修正をしました。
一理あると感じたからです。
しかし、その後も〝絶対〟の尾ひれを微妙に別の話題にすり替えながら言及がありました。
そんなつもりで言ったんじゃないんだけどなという気持ちです。
SNSではそれ以上話をすることはやめたのですが、ここブログでは少し時間をかけて話をしていこうと考えています。
